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経緯
娘が3歳のとき初めて馬と対面しました。
動物好きな娘ではあるが自分の数倍いや数十倍大きな馬へ近寄り、鼻面を近づける馬に躊躇無く抱きつく姿は感動的でした。 友人が飼っていることもありその馬も人慣れしてはいたのですが、私から見ると未経験さゆえに畏怖さえ感じていたのです。
そのとき再認識させられたのは、純真無垢なヒトは他の動物たちと何の違和感も無くつながっていける、ということでした。
私たち家族と馬の付き合いはここから始まりました。幸い近くに乗馬を教えてくれる牧場があり、まず娘が乗り始めました。 妻が乗るようになり、私自身も乗り始めました。馬とつきあいだして気づかされたことがいくつかあります。
◎ まず馬の体温
馬は人間より体温が1度ほど高いのでそのぬくもりはハートウォーミングに感じます。
◎ 目
馬の目の優しさは近くでみれば見るほど、和みさえ感じます。
◎大きさ
小さなポニーサイズの馬で300キロ、1トン近いものまでいます。
その存在感は圧倒的な迫力で崇高ささえ感じます。
乗ってはじめて分かったことは結構な運動量だということです。
メタボリックを意識し始めていた頃で、乗馬の翌日は筋肉痛に悩まされました。そして半年ほどして気づいたことは長年の腰痛がなくなっていたことです。仕事で疲労気味になると必ず現れていた症状は現在完全に解消しています。
乗馬先進国ドイツでは療法としての乗馬は医療保険が適用されているそうです。大ヒットした健康器具JYOUBAはそのようなドイツの科学的データでエビデンスされていることはご存知でしたか?くわえて乗馬を楽しむことは年齢や性別に左右されないということです。 最低限の体力は必要ですが、幼年から高齢者にいたるまで文字通り同じ土俵で競い合うことも可能なのです。
背景
現在の経済至上主義は我々に多くの利便さを与えてくれましたが、ヒト本来が持つ”自然“から大きく遠ざけてしまったと感じています。
現代の行き過ぎた利便性はヒトや環境を大きく変えつつあると感じています。
自然豊かといわれる沖縄県内においても子供たちが外で遊ぶことが少なくなってきています。
刃物を使えない子はまだしも小学生になっても滑り台から滑れない子や、ハエやゴキブリにトラウマを持つ子、化学物質過敏症、人を傷つけるということがどういうことか理解できていない子など、多くの子供たちが自然から離れすぎたがために「不自然」という状態に居るような気がします。
県内成人においてはメタボリック症候群や精神的なウツ症状の増加が認識されており、深刻な状況を迎えています。
その大きな要因が食と運動不足にあることも指摘されています。長寿という冠を下ろした沖縄の高齢者にとっても、食と運動は今後の大きな課題に違いありません。また、1000万人という観光客を迎えようとしている沖縄が役割として本来望まれているのは「自然」ではないでしょうか。自然豊かな海と空、すさんでいない人心。現代人の健康志向は自然回帰志向の表れではないでしょうか。
安心安全を求めている人々にとって沖縄の文化や食は「自然に近い」という期待が意識の奥にあるように感じています。 周遊型観光から滞在型へシフトすることが求められている今、差別化されたアクティビティは必須です。
狙い
古来、馬とヒトとは深いつながりがありました。使役として農耕や乗用で身近な存在でした。
馬が人間にとって身近で有益な動物であることを実感した私たちは、一人でも多くのヒトにこのことを理解・実感していただきたく、馬とふれあい癒され、乗馬技術を修練し人馬が一体となる喜びを体験する場として「教育・健康・観光・環境」の4Kをコンセプトに「おきなわ乗馬倶楽部」を開設いたします。
私たち家族や馬仲間が経験してきたことは、上記の社会的背景に対し馬という動物がいかに有効であるかを確信しています。近年沖縄で馬を見かけることが容易ではなくなってきています。
沖縄の社会において馬が新たな登場の機会を得、社会に大いに貢献していく姿を私どもは夢見ています。特にテレビゲームに犯され、バーチャルな世界に夢中な子供たちにリアルな、そして真剣な動物たちとのつきあいを通してヒトがヒトとして生きることの大事さを少しでも学ぶ機会が創造されんことを望んでおります。
追伸
その後娘は馬に噛まれたことや、落馬も何度か経験しています。
その経験は娘が生きていくためにとても大事な経験であることは明白です。
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